犬の歯医者さん
犬の歯は通常、全部そろうと42本です。
(乳歯は28本なんですって、TEAはどうだったかなぁ)
内訳は、
前(門)歯 上下6本づつ=12本
犬歯 上下2本づつ=4本
前臼歯 上下8本づつ=16本
後臼歯 上4本下6本=10本
それぞれの歯にはちゃんとそれぞれの役割があります。
前から順番に、
前歯は、咥えて噛み切る歯で「切歯」とも言います。
野菜スティックなど、どうぞと差し出すと、前歯で食いちぎろうとしますよね。
犬歯は歯の中で一番長く、先端が鋭く尖っています。
前歯の両側にある、いわゆる牙。
これは闘うための歯。だから一番大事と言われるのかな。
前臼歯は食物を切ったり固定したりする役割を果たします。
食べ物をがっちり咥えて運ぶのはこの歯なのだそうです。
おやつを咥えたまま、隠し場所を探してウロウロしている時は、
大抵この歯で持っているんですよ(笑)。
後臼歯は人間の奥歯と同様、上面がすりこぎ状になっており、食物をすりつぶすためのもの。
くっちゃくっちゃ、くっちゃくっちゃ、ガムをかじっているのは、この歯ですね。
****
我が家のみるくさん、劣悪パピーミル育ちの例に漏れず歯抜けさん。
上前歯2本のみ、下もスキッ歯。前臼歯全て無。
奥歯は状態悪く、何本あるのかよく分からず。
だからほら、寝てるとチロって可愛くベロがでちゃうのよ(^-^)
私の知るかぎり一度も牙をむいたことはないけれど、
そして今後も必要ないと思うけれど、犬歯は4本しっかり残ってます。
ヨッシー(スーパーマリオのキャラ)みたいと言われる笑い顔。
たぶん歯が無いせいなんだな。でも可愛くて好き
たぶん狭いケージに閉じ込められたまま、ガリガリと柵を齧っていたのでしょう。
残った歯も欠けていたり、状態がとても悪かったです。
分るかな、前臼歯無し。
ごはんのお汁がモレちゃうから、お口のまわりが茶色くなっちゃうのよ。
歯磨きはもちろん、乳酸菌やら、クマザサエキスやら頑張ってみたけれど、
全く役たたず。
ねねったら、よだれが臭いからって、ビニール手袋して歯磨きするの(^^;)
病院の診察やトリミングの際にスケーリングしていただいたりもしましたが、
口臭もひどくなってきました。
はじめてみるくを見ていただいた獣医さんは、
「悪い歯は抜けてしまえばいいんですよ。
犬は丸飲みだから歯がなくても大丈夫。」っておっしゃってました。
よくそう聞きます。
歯茎だけでも固いガムだって噛めるって。
ほらほら、器用にガムを噛めるのよ。あ、口臭予防に炭入りね(笑)
でもね、できるだけ残してあげたいじゃないですか。
「治療=抜歯」だと思っていた私は躊躇していました。
今年でみるくは、申告された年齢で数えてもシニアに入ります。
2009年生まれ、もう7歳! 本当に早いなぁ。
手術、全身麻酔等々を考えると、ここが思い切り時だと思い、
通える範囲で歯科治療に力を入れている動物病院を探しました。
4月2日、初診。
初診は問診、お口の中の診察と口腔のレントゲン。
割れかけ触るとグラグラと揺れ、どう見ても抜かなければいけない後臼歯が1本。
本当は奥歯全部抜きますって言われるかと思っていたので、ホッ。
抜けてしまっていたと思っていた前臼歯は、レントゲンを見ると、
もともと生えていなかったのではないかと先生はおっしゃっていました。
歯周病のリスクをなくすためにできるだけのことをしていただくことにしました。
抜歯と頑固な歯石除去があるので、全身麻酔です。
やはり全身麻酔を不安に思う飼い主さんは多いけれど、
歯科治療の麻酔は弱く、管理しながら施術をするので大丈夫ですと言われました。
4月23日、手術の日。
朝イチ(10:00)からおあづかりで、後はお任せとなります。
あ、朝ごはんヌキ。
みるくは朝、大抵起こすまで寝ているので出かけるまで寝せておきました(笑)。
午前中に血液検査、レントゲンによる心臓の検査をして、問題がなければ午後から手術。
お迎えは17:00頃になりますということ。
問題があった場合は中止、電話連絡を受けることになります。
ただドキドキと待っていてもしょうがない。
そこは割り切って、病院から30分ほどのアウトレットへGO!
気をまぎらわすのにはお買物が一番、ここぞとばかりに買い込んでしまいました(^^;)。
お昼前後連絡はなく手術に入ったのだなと、それからは途中何かないかとドキドキ。
16:00頃、そろそろ病院の方へ向かおうかと車に乗ったところで電話が。
「手術は無事に終わって、今はみるくちゃん麻酔から覚め、しっかり歩いてます」
「ありがとうございます!」心底ホツとしました。
お迎えは17:00過ぎにと言われましたが、早くみるくに会いたくて、ちょっと前に到着。
朝と変わらぬみるくがトコトコ歩いて来ました。
抜歯は1本の予定でしたが、施術中他2本も残せず抜かざるを得なかったと。
けれど残った歯はびっくりするほど白くなって、
ああ、みるちゃんの前歯、そんなに長さがあったんだね。
口臭は噓のようになくなりました。
5日間は抗生剤を服用。歯磨きは1週間後の検診が終わってから。
ちょうど春の健康診断の季節だったので、術前検査でいつも健康診断で行っている、
心臓の検査、血液検査ができてしまい、一石二鳥だったんですよね。
狙ったわけではなかったので、行動に移した時期が「ナイス! 自分」でした(笑)。
5月1日、手術後の検診。経過良好。回復は早かったようです。
後は3か月に1度のペースで検診。
歯科治療費。初診、術前検査、抜歯、歯周病治療等々、計10万円越えです。
みるくは保険に加入しているので、その半額負担でしたが、決して楽に払える金額ではありません。
歯のお手入れについて意識の高い飼い主さんの愛犬であっても、
年を重ねればきっと歯科治療は必要となってくるものだと思います。
犬の歯は人間のそれよりも、歯石がつきやいすいと言うけれど、
それとは別にキャバリアは、歯が弱い子が多いような気がします。
歯科の先生に教えていただいたこと。
ごはんの後は、お水をたっぷりふくませたコットンやガーゼでお口の中をぬぐってあげること。
カップにお水を用意してガーゼをすすぎながら、くちびる(っていうのかな?)と歯茎の間をよ~くね。
まったく。何種類歯ブラシを揃えたかわかりません(笑)
写ってませんが、たんぽぽ歯ブラシが一番です。
よろしかったら、コチラ(わんこだって歯は命)もご参照くださいませ。
(乳歯は28本なんですって、TEAはどうだったかなぁ)
内訳は、
前(門)歯 上下6本づつ=12本
犬歯 上下2本づつ=4本
前臼歯 上下8本づつ=16本
後臼歯 上4本下6本=10本
それぞれの歯にはちゃんとそれぞれの役割があります。
前から順番に、
前歯は、咥えて噛み切る歯で「切歯」とも言います。
野菜スティックなど、どうぞと差し出すと、前歯で食いちぎろうとしますよね。
犬歯は歯の中で一番長く、先端が鋭く尖っています。
前歯の両側にある、いわゆる牙。
これは闘うための歯。だから一番大事と言われるのかな。
前臼歯は食物を切ったり固定したりする役割を果たします。
食べ物をがっちり咥えて運ぶのはこの歯なのだそうです。
おやつを咥えたまま、隠し場所を探してウロウロしている時は、
大抵この歯で持っているんですよ(笑)。
後臼歯は人間の奥歯と同様、上面がすりこぎ状になっており、食物をすりつぶすためのもの。
くっちゃくっちゃ、くっちゃくっちゃ、ガムをかじっているのは、この歯ですね。
****
我が家のみるくさん、劣悪パピーミル育ちの例に漏れず歯抜けさん。
上前歯2本のみ、下もスキッ歯。前臼歯全て無。
奥歯は状態悪く、何本あるのかよく分からず。
だからほら、寝てるとチロって可愛くベロがでちゃうのよ(^-^)
私の知るかぎり一度も牙をむいたことはないけれど、
そして今後も必要ないと思うけれど、犬歯は4本しっかり残ってます。
ヨッシー(スーパーマリオのキャラ)みたいと言われる笑い顔。
たぶん歯が無いせいなんだな。でも可愛くて好き

たぶん狭いケージに閉じ込められたまま、ガリガリと柵を齧っていたのでしょう。
残った歯も欠けていたり、状態がとても悪かったです。
分るかな、前臼歯無し。
ごはんのお汁がモレちゃうから、お口のまわりが茶色くなっちゃうのよ。
歯磨きはもちろん、乳酸菌やら、クマザサエキスやら頑張ってみたけれど、
全く役たたず。
ねねったら、よだれが臭いからって、ビニール手袋して歯磨きするの(^^;)
病院の診察やトリミングの際にスケーリングしていただいたりもしましたが、
口臭もひどくなってきました。
はじめてみるくを見ていただいた獣医さんは、
「悪い歯は抜けてしまえばいいんですよ。
犬は丸飲みだから歯がなくても大丈夫。」っておっしゃってました。
よくそう聞きます。
歯茎だけでも固いガムだって噛めるって。
ほらほら、器用にガムを噛めるのよ。あ、口臭予防に炭入りね(笑)
でもね、できるだけ残してあげたいじゃないですか。
「治療=抜歯」だと思っていた私は躊躇していました。
今年でみるくは、申告された年齢で数えてもシニアに入ります。
2009年生まれ、もう7歳! 本当に早いなぁ。
手術、全身麻酔等々を考えると、ここが思い切り時だと思い、
通える範囲で歯科治療に力を入れている動物病院を探しました。
4月2日、初診。
初診は問診、お口の中の診察と口腔のレントゲン。
割れかけ触るとグラグラと揺れ、どう見ても抜かなければいけない後臼歯が1本。
本当は奥歯全部抜きますって言われるかと思っていたので、ホッ。
抜けてしまっていたと思っていた前臼歯は、レントゲンを見ると、
もともと生えていなかったのではないかと先生はおっしゃっていました。
歯周病のリスクをなくすためにできるだけのことをしていただくことにしました。
抜歯と頑固な歯石除去があるので、全身麻酔です。
やはり全身麻酔を不安に思う飼い主さんは多いけれど、
歯科治療の麻酔は弱く、管理しながら施術をするので大丈夫ですと言われました。
4月23日、手術の日。
朝イチ(10:00)からおあづかりで、後はお任せとなります。
あ、朝ごはんヌキ。
みるくは朝、大抵起こすまで寝ているので出かけるまで寝せておきました(笑)。
午前中に血液検査、レントゲンによる心臓の検査をして、問題がなければ午後から手術。
お迎えは17:00頃になりますということ。
問題があった場合は中止、電話連絡を受けることになります。
ただドキドキと待っていてもしょうがない。
そこは割り切って、病院から30分ほどのアウトレットへGO!
気をまぎらわすのにはお買物が一番、ここぞとばかりに買い込んでしまいました(^^;)。
お昼前後連絡はなく手術に入ったのだなと、それからは途中何かないかとドキドキ。
16:00頃、そろそろ病院の方へ向かおうかと車に乗ったところで電話が。
「手術は無事に終わって、今はみるくちゃん麻酔から覚め、しっかり歩いてます」
「ありがとうございます!」心底ホツとしました。
お迎えは17:00過ぎにと言われましたが、早くみるくに会いたくて、ちょっと前に到着。
朝と変わらぬみるくがトコトコ歩いて来ました。
抜歯は1本の予定でしたが、施術中他2本も残せず抜かざるを得なかったと。
けれど残った歯はびっくりするほど白くなって、
ああ、みるちゃんの前歯、そんなに長さがあったんだね。
口臭は噓のようになくなりました。
5日間は抗生剤を服用。歯磨きは1週間後の検診が終わってから。
ちょうど春の健康診断の季節だったので、術前検査でいつも健康診断で行っている、
心臓の検査、血液検査ができてしまい、一石二鳥だったんですよね。
狙ったわけではなかったので、行動に移した時期が「ナイス! 自分」でした(笑)。
5月1日、手術後の検診。経過良好。回復は早かったようです。
後は3か月に1度のペースで検診。
歯科治療費。初診、術前検査、抜歯、歯周病治療等々、計10万円越えです。
みるくは保険に加入しているので、その半額負担でしたが、決して楽に払える金額ではありません。
歯のお手入れについて意識の高い飼い主さんの愛犬であっても、
年を重ねればきっと歯科治療は必要となってくるものだと思います。
犬の歯は人間のそれよりも、歯石がつきやいすいと言うけれど、
それとは別にキャバリアは、歯が弱い子が多いような気がします。
歯科の先生に教えていただいたこと。
ごはんの後は、お水をたっぷりふくませたコットンやガーゼでお口の中をぬぐってあげること。
カップにお水を用意してガーゼをすすぎながら、くちびる(っていうのかな?)と歯茎の間をよ~くね。
まったく。何種類歯ブラシを揃えたかわかりません(笑)
写ってませんが、たんぽぽ歯ブラシが一番です。
よろしかったら、コチラ(わんこだって歯は命)もご参照くださいませ。