6年目の憂鬱(後編)
「乳腺線維腺腫」
私の場合特に治療が必要なわけではなく、ただ経過観察。
初診から半年後、同じ病院で定期検診、問題なし。
その後は年1回の健保の健康診断で乳がん検診(マンモ+超音波)を受けています。
3~4年目の間に、初診と同じ病院で2回目の針生検。
病理検査の結果、白とも黒とも判断つかず、
紹介状を書いていただき、市立の医療センターへ。
病理チームがとても優秀ということ。ただし激混み。
検査結果良性、問題なし。次回も健保の検診で十分とのこと。
5年目も健康診断で乳がん検診(マンモ+超音波)。驚いたことに腫瘍は見つからず、
消えた~! と晴れ晴れな気持ちでおりました。
そして6年目。健診にて再び腫瘍が見つかり、
以前のものなのか、新たにできたものなのか判からず、
再び紹介状を持って医療センターへ行くこととなりました。
どの先生にも必ず言われることは、「形が悪い」。
少しくずれた様ないびつな形をした腫瘍は、悪性の可能性があるのだそうです。
7/26、健診で腫瘍見つかる。
8/3、市立医療センター外科受診。超音波、乳腺科予約。
8/15、超音波。その結果による乳腺外科医(男性)による所見で、MRIをすることに。
8/20、MRI。
8/29、MRI結果を聞きに。不安要素があるので針生検をすることに。
9/10、11、針生検(10)と検査による傷の確認(11)。
9/21、病理検査の結果、良性判定。
現在「乳頭内乳頭腫」と診断されています。
今後大きくなることが無ければ、まず問題は無いということです。
1年に1度の定期検診は健診で続けます。今回最後の診療の時、先生に、
「定期健診はこちらでもやっていただけるのですか?」と聞いたら、
悲痛なお顔でおっしゃいました。
「乳がんの患者さんだけで、もうパンク寸前です」
診療は予約制ですが、15分の間に3~4人の予約があるようです。
がんを患っていらしゃる方の診療が5分で済むわけはないのです。
どうしても後へ後へと時間が押して、2時間~3時間待ちとなってしまいます。
辛い体をかかえて、じっと待ってらしゃる患者さんもいらっしゃいます。
特別な心配のない私が我侭を言うわけにはいきません。
2年前にお世話になった時より、
待合室にいらっしゃる患者さんが多かったような気がします。
外科外来待合室はガラス張りの大きな窓があり、光がさし植物もあり、
センターの中では明るく作られているような気がします。
それでも、マイナスの空気が流れているようで、そこでじっと待つのは苦痛でした。
乳がん治療中の患者さんに声をかけられました。
「乳がんですか? 大丈夫よ、ここの先生は優秀だから」。
私が不安そうに見えたのでしょう。ご自分はおつらいでしょうに、気遣っていただいて、
申し訳なくて泣きそうで、「いえ、私は違うんです」とは言えなかった。
お医者さまにも、患者さんにも、心からお大事にしてくださいという気持ちを残し、
センターを去った6年目の夏でした。
検査費用を参考までに。
初診(1,730)、超音波(1,260)、MRI(8,950)、針生検(7,700)
僕らのことをいつも大切に思ってくれているママ。
僕らも同じ、う~んとママが大切なんだ。
だから健診、忘れずに受けてね!
私の場合特に治療が必要なわけではなく、ただ経過観察。
初診から半年後、同じ病院で定期検診、問題なし。
その後は年1回の健保の健康診断で乳がん検診(マンモ+超音波)を受けています。
3~4年目の間に、初診と同じ病院で2回目の針生検。
病理検査の結果、白とも黒とも判断つかず、
紹介状を書いていただき、市立の医療センターへ。
病理チームがとても優秀ということ。ただし激混み。
検査結果良性、問題なし。次回も健保の検診で十分とのこと。
5年目も健康診断で乳がん検診(マンモ+超音波)。驚いたことに腫瘍は見つからず、
消えた~! と晴れ晴れな気持ちでおりました。
そして6年目。健診にて再び腫瘍が見つかり、
以前のものなのか、新たにできたものなのか判からず、
再び紹介状を持って医療センターへ行くこととなりました。
どの先生にも必ず言われることは、「形が悪い」。
少しくずれた様ないびつな形をした腫瘍は、悪性の可能性があるのだそうです。
7/26、健診で腫瘍見つかる。
8/3、市立医療センター外科受診。超音波、乳腺科予約。
8/15、超音波。その結果による乳腺外科医(男性)による所見で、MRIをすることに。
8/20、MRI。
8/29、MRI結果を聞きに。不安要素があるので針生検をすることに。
9/10、11、針生検(10)と検査による傷の確認(11)。
9/21、病理検査の結果、良性判定。
現在「乳頭内乳頭腫」と診断されています。
今後大きくなることが無ければ、まず問題は無いということです。
1年に1度の定期検診は健診で続けます。今回最後の診療の時、先生に、
「定期健診はこちらでもやっていただけるのですか?」と聞いたら、
悲痛なお顔でおっしゃいました。
「乳がんの患者さんだけで、もうパンク寸前です」
診療は予約制ですが、15分の間に3~4人の予約があるようです。
がんを患っていらしゃる方の診療が5分で済むわけはないのです。
どうしても後へ後へと時間が押して、2時間~3時間待ちとなってしまいます。
辛い体をかかえて、じっと待ってらしゃる患者さんもいらっしゃいます。
特別な心配のない私が我侭を言うわけにはいきません。
2年前にお世話になった時より、
待合室にいらっしゃる患者さんが多かったような気がします。
外科外来待合室はガラス張りの大きな窓があり、光がさし植物もあり、
センターの中では明るく作られているような気がします。
それでも、マイナスの空気が流れているようで、そこでじっと待つのは苦痛でした。
乳がん治療中の患者さんに声をかけられました。
「乳がんですか? 大丈夫よ、ここの先生は優秀だから」。
私が不安そうに見えたのでしょう。ご自分はおつらいでしょうに、気遣っていただいて、
申し訳なくて泣きそうで、「いえ、私は違うんです」とは言えなかった。
お医者さまにも、患者さんにも、心からお大事にしてくださいという気持ちを残し、
センターを去った6年目の夏でした。
検査費用を参考までに。
初診(1,730)、超音波(1,260)、MRI(8,950)、針生検(7,700)
僕らのことをいつも大切に思ってくれているママ。
僕らも同じ、う~んとママが大切なんだ。
だから健診、忘れずに受けてね!