香りと記憶とタルカムパウダー
スキンケア用品にこだわりはなし。
保湿できればいいし、ケチケチせずたっぷり使えるように、
スーパーやドラッグストアで安価で買えるものでいいと思っている。
「こだわりはなし」といいながら『IGNIS』を買う。
私にとっては『IGNIS』は安価ではない。
イグニス・ホワイトハーバル
買ってしまうその理由は香り。
肌に合うとか、合わないとかはどうでもいいらしい。
初めて『IGNIS』のクリームを使ったとき、
お風呂に入れてフワフワになったTeaを後ろから抱きしめて、
両耳の間に顔をうずめた時の”いーーにおい”の記憶がふわっと戻ったから。
いわゆる『プルースト効果』。
文豪プルーストの小説「失われた時を求めて」の中で、
主人公が紅茶にマドレーヌを浸し、その香りを嗅いだ瞬間に、
幼少期の思い出が蘇るという描写から、そう呼ばれているらしい。
嗅覚が伝わる脳の部分が記憶をつかさどっているからとも言われますね。
というわけで、『IGNIS』はTeaが亡くなった直後から、
そうか、もう8年も愛用してるんだ。
そして『IGNIS』は商品宣伝用のペーパーがとにかく可愛い。
紙好きな私にはツボなのです。
こちらはANNA SUI。
2020年、嬉しいことに17年ぶりにスキンケアが復活しました。
色別に効能が違います。この紫が恋しく思っていた香りがするのです。
もうANNA SUIを使う年齢ではないけれど、見て楽しみ、使って香りを楽しむ。
ANNA SUIがそこにあるだけで、女子力が上がる気がするんですよねー。
こちらも肌的にどうかはよくわかりません(笑)。
女子の香りといえば、香水。
普段まったくつけませんが、これだけはキープしています。
ラデユレのオードパルファム「メルヴェイユーズ」
すみれの香りだと思っていたらイリス(アイリス)だった。。。
すみれとイリスの香りは似ているらしいので、まぁ間違いでもないかな。
凛として懐かしく、甘いけれど清々しいパウダリーな香りです。
さて、タルカムパウダーとはなんぞや。
いわゆるシッカロール。大人のおしゃれなベビーパウダーですね。
私、夏はベビーパウダーをはたきたい派なんです。
40年以上前の記憶ですが小学校4年生くらいかな、大人のおしゃれに憧れが強くて、
母や叔母が着ているような洋服を、よく着たがっていたんですよね。
だからだと思うのですが、ピアノの先生がタルカムパウダーなるものをくださいました。
ドーム型の蓋で、透明のプラスチックの容器に入り、
中央に濃いピンクのリボンの付いた薄いピンクのふわっふわなパフが入っていて、
その下には良い香りのピンクのパウダーが。
「いただきものなのだけど、rinoちゃんきっと好きだと思って。よかったら使ってね」って。
お風呂上りに大事に大事にパタパタして。。。子供の頃のおしゃまな思い出。
鮮明にこのタルカムパウダーの様子を覚えているのです。
きっと香るものだったからだと思うのですよね。
ずっと同じようなものが欲しいなぁと探してはいたものの、
良い香りのボディー用パウダーってなかなか見つけられずにいたのですが、
やっとサンタ・マリア・ノヴェッラで出会えました。
Talborina(香りはザクロ)
思い出のそのものとは似たところはないけれど、愛用しています。
ついでに買ったラベンダーのタボレッタ。ポプリをワックスで固めたもの?かな。
クローゼットにぶら下げてます。香り長持ちです。
淡々と流れていく日々のなかで、ポロポロと大事なものがこぼれ、捕まえておくことはできないけれど、
ふと、「あーこんなところにいたのね?」って、嬉しい瞬間がある。
それが香りの記憶なのかなぁ、なんて思います。
Milkは女子だからか、臭いと思ったことはなかったのですが、
反対にTeaは男の子だったからか、臭かったです(もちろん嫌じゃなし)。
なのに『IGNIS』=Teaと思えるのだから、
やっぱり思い出というものは美化されるものなのだな(笑)。
保湿できればいいし、ケチケチせずたっぷり使えるように、
スーパーやドラッグストアで安価で買えるものでいいと思っている。
「こだわりはなし」といいながら『IGNIS』を買う。
私にとっては『IGNIS』は安価ではない。
イグニス・ホワイトハーバル
買ってしまうその理由は香り。
肌に合うとか、合わないとかはどうでもいいらしい。
初めて『IGNIS』のクリームを使ったとき、
お風呂に入れてフワフワになったTeaを後ろから抱きしめて、
両耳の間に顔をうずめた時の”いーーにおい”の記憶がふわっと戻ったから。
いわゆる『プルースト効果』。
文豪プルーストの小説「失われた時を求めて」の中で、
主人公が紅茶にマドレーヌを浸し、その香りを嗅いだ瞬間に、
幼少期の思い出が蘇るという描写から、そう呼ばれているらしい。
嗅覚が伝わる脳の部分が記憶をつかさどっているからとも言われますね。
というわけで、『IGNIS』はTeaが亡くなった直後から、
そうか、もう8年も愛用してるんだ。
そして『IGNIS』は商品宣伝用のペーパーがとにかく可愛い。
紙好きな私にはツボなのです。
こちらはANNA SUI。
2020年、嬉しいことに17年ぶりにスキンケアが復活しました。
色別に効能が違います。この紫が恋しく思っていた香りがするのです。
もうANNA SUIを使う年齢ではないけれど、見て楽しみ、使って香りを楽しむ。
ANNA SUIがそこにあるだけで、女子力が上がる気がするんですよねー。
こちらも肌的にどうかはよくわかりません(笑)。
女子の香りといえば、香水。
普段まったくつけませんが、これだけはキープしています。
ラデユレのオードパルファム「メルヴェイユーズ」
すみれの香りだと思っていたらイリス(アイリス)だった。。。
すみれとイリスの香りは似ているらしいので、まぁ間違いでもないかな。
凛として懐かしく、甘いけれど清々しいパウダリーな香りです。
さて、タルカムパウダーとはなんぞや。
いわゆるシッカロール。大人のおしゃれなベビーパウダーですね。
私、夏はベビーパウダーをはたきたい派なんです。
40年以上前の記憶ですが小学校4年生くらいかな、大人のおしゃれに憧れが強くて、
母や叔母が着ているような洋服を、よく着たがっていたんですよね。
だからだと思うのですが、ピアノの先生がタルカムパウダーなるものをくださいました。
ドーム型の蓋で、透明のプラスチックの容器に入り、
中央に濃いピンクのリボンの付いた薄いピンクのふわっふわなパフが入っていて、
その下には良い香りのピンクのパウダーが。
「いただきものなのだけど、rinoちゃんきっと好きだと思って。よかったら使ってね」って。
お風呂上りに大事に大事にパタパタして。。。子供の頃のおしゃまな思い出。
鮮明にこのタルカムパウダーの様子を覚えているのです。
きっと香るものだったからだと思うのですよね。
ずっと同じようなものが欲しいなぁと探してはいたものの、
良い香りのボディー用パウダーってなかなか見つけられずにいたのですが、
やっとサンタ・マリア・ノヴェッラで出会えました。
Talborina(香りはザクロ)
思い出のそのものとは似たところはないけれど、愛用しています。
ついでに買ったラベンダーのタボレッタ。ポプリをワックスで固めたもの?かな。
クローゼットにぶら下げてます。香り長持ちです。
淡々と流れていく日々のなかで、ポロポロと大事なものがこぼれ、捕まえておくことはできないけれど、
ふと、「あーこんなところにいたのね?」って、嬉しい瞬間がある。
それが香りの記憶なのかなぁ、なんて思います。
Milkは女子だからか、臭いと思ったことはなかったのですが、
反対にTeaは男の子だったからか、臭かったです(もちろん嫌じゃなし)。
なのに『IGNIS』=Teaと思えるのだから、
やっぱり思い出というものは美化されるものなのだな(笑)。
スポンサーサイト