東京駅周辺美術館共通券
『東京駅周辺美術館共通券』なるもの。
初めて利用したのは今から2年前の2014年。その時のお話をちょっと。。。
***
陶芸とか骨董とか、ぜんっぜん分からないんですけれど、
板谷波山(陶芸家)の作品は好きだなぁと思って。
「開運! なんでも鑑定団」で、たった1つ作品を見ただけなのですが、
すんごく、好きだなぁと思って。
その時、かの中島誠之助氏がおっしゃいました。
「波山の前に波山なく、波山の後に波山なし」
いつか本物の波山の作品を沢山見てみたい! そう思いました。
そうしたらば、まぁなんと、いつかはすぐにやってきたのです。
「出光美術館」の板谷波山展開催のポスターの前を偶然通りかかりまして。
もう大興奮で、これは行かねば! と。
早速ネットで出光美術館を調べていたら、
「東京駅周辺美術館共通券」なるものがあるじゃありませんか。
3000円で、東京駅周辺の5つの美術館、
ブリヂストン美術館
出光美術館
三井記念美術館
三菱一号館美術館
東京ステーションギャラリー を利用することができます。
各美術館を好きな時に1回ずつ、1年間有効です。
めったに美術館なんて足を運ぶことがないけれど、
これを機会に美術館巡りをしてみようと思い購入しました。
その1.出光美術館「板谷波山の夢みたもの」
もともとこれが目的ですし、ゆっくりと見たかったので、有休とって平日の朝イチで出光美術館へ。
こちらは日比谷の帝劇を目指していくと分かりやすいですかね。
さてさて、出光佐三氏は波山のパトロンだったらしく、
そのコレクションたるや想像をはるかに超える素晴らしいものでした。
百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」の主人公は、出光佐三氏がモデルと言われていますね。
主人公「国岡鐵造」とダブって、感慨深く見てしまいました。
そして波山の生涯にわたる創作の変遷が全て見られる機会に巡り合えて、
とてもラッキーだったと思います。
板谷波山の比類なく美しい陶芸の数々を紹介した展覧会の図録
これを逃さなくて、本当によかった
作品のスケッチも多く展示されていました。中にはこんな絵が(笑)
自分が望むもの、必要としているもの、意味のあるものって、
ちゃんと出会えるようにできているんですよね。
「出光美術館」落ち着けて、私は好きです。
その2.ブリヂストン美術館「ウィレム・デ・クーニング展」
出光美術館に行ったのが1月。
これから美術館巡りが趣味になっちゃうかも~なんて思っていたら、
それからその他どこの美術館にも行くことなくあっという間に12月となり。。。
残り期限は1ヵ月。こりゃやばいと、まずはブリヂストンへ。
仕事帰りに夜の美術館へ行ってみました。
それも乙なもの。結構夜にいらしている方いるんですね。
ですが、クーニングの作品は「抽象表現主義」? さっぱり分からんかった。
常設のコレクションもあまり惹かれるものはありませんでした。
その3.三井記念美術館「国宝-雪と月と花」
波山を見れただけで十分満足していたので、残り3つは行けなくてもいいかぁと思っていたのですが、
無駄にするよりはと、半日で駆け足でハシゴしてしまいました。
そう、東京駅周辺ハシゴできる距離に美術館が散らばっているのですね。
まず日本橋の三井記念美術館。
周辺にはコレド室町、三越、マンダリンオリエンタルやらがあり、
美術鑑賞の後はお茶やお買いものも楽しいです。時間のある時に行きたいですね。
余談ですが、コレド室町芋屋金次郎の芋けんぴ、kono.miのプラリネ、
どちらも歯にかなりダメージを受けますが(笑)、好きなんですよねぇ。
一袋、ペロっといけちゃいます
なかでも、ポワプル(商品名)の“粒ごと”ピンクペッパーの刺激がたまらないのです
肝心の美術品については、あまり内容を覚えていないのですが(^^;)、
ここはずっと見ていても飽きないなぁという印象でした。
古き良き、日本のお宝が好きなのでしょうね。
その4.三菱一号館美術館「ミレー展」
日本橋から歩いて丸の内へ。丸の内の三菱レンガ街にあります。
何年か前までここのブリックスクエアにあるTipnessに通ってました。なつかしいなぁ。
2014年は丸の内ブライトクリスマスがディズニー♪で、
日本橋から丸の内に歩いていく間、あらっこんなところにって感じでオブジェが出現してました。
パンのミッキー
かの、憲武画伯(?)の作品
ミッキーの頭、体中にちっちゃな絵がたくさん描かれています
ほら、ピノキオが
広場も好き。またまた余談なのですが、
毎年クリスマスシーズンに広場に飾られるクリスマスツリーが可愛いったら。
ブリックスクエアCath Kidstonのツリー
劇団四季60周年展だから2012年かなぁ
不思議の国のアリス(2014)
ついついプルートを追ってしまう
さて本題、ちょうどミレー展をやっている時で、
平日にもかかわらずここだけものすごく混んでいて、あまり良く見れませんでした。
ミレーの絵は「有名」ということくらいしか分かりません。
実際に見ての印象は「小さい」と「暗い」かな。。。
なかで1つだけ、わぁすごい! いいな~と思ったのが、
「身構える猟犬」という絵で、それがまた、ミレーではなかったという(^^;)
美術館自体もちょっと窮屈な印象でした(まぁ人が多かったですから)が、
今度ゆっくり建物を楽しみに行きたいと思います。
その5.東京ステーションギャラリー「東京駅100年の記憶」
「東京ステーションギャラリー」はその名のとおり、東京駅の中にあります。
ここはおまけでチケットの中に付いているんだろうなと勝手に思い(ギャラリーさんスミマセン)、
パスしちゃおうとしていたのですが、東京駅から総武線に乗って帰ればいいし、
駅ナカの美術館ってどんなの? と興味があり、ささっと流そうと入ってみました。
丸の内駅舎を行きかう人を上から見下ろせます
偶然にも模型のライトアップの時間でした
ほんの数分間だけなので本当にラッキーだったんですよ
展示室を出て何気なく降りていた階段には、可愛いアンティークなシャンデリアが
壁面の煉瓦は、1914年の東京駅創建当時の煉瓦が埋めこまれています
ちょうど東京駅100周年記念イベントの真っ最中だったので、
ついでと考えたのが申し訳なかったという感じで楽しめました。
***
というわけで、美術館を楽しむだけでなく、その周辺にもお愉しみが色々と散らばっていますので、
1年間季節を分けて、1冊をゆっくり楽しむといいのではないかな~と思います。
金額的には、絶対おトクですし!
去年(2015年)は、きっと行かずに終わってしまうだろうと買わずにいたのですが、
今年は買うぞ! とその気になったものの出遅れてしまい、各美術館とも早々に売り切れ∑(ёロё
出光美術館でどうにかゲットできました(2/4現在はまだ有)。
今年はブリヂストン美術館が新築工事で長期休館となっているため、
4つの美術館めぐりで2500円です。
そして、今年もあります! 学生無料ウィーク(詳細はコチラ)。
学生さん、絶対おトクだと思いますので、是非活用してくださいね。
初めて利用したのは今から2年前の2014年。その時のお話をちょっと。。。
***
陶芸とか骨董とか、ぜんっぜん分からないんですけれど、
板谷波山(陶芸家)の作品は好きだなぁと思って。
「開運! なんでも鑑定団」で、たった1つ作品を見ただけなのですが、
すんごく、好きだなぁと思って。
その時、かの中島誠之助氏がおっしゃいました。
「波山の前に波山なく、波山の後に波山なし」
いつか本物の波山の作品を沢山見てみたい! そう思いました。
そうしたらば、まぁなんと、いつかはすぐにやってきたのです。
「出光美術館」の板谷波山展開催のポスターの前を偶然通りかかりまして。
もう大興奮で、これは行かねば! と。
早速ネットで出光美術館を調べていたら、
「東京駅周辺美術館共通券」なるものがあるじゃありませんか。
3000円で、東京駅周辺の5つの美術館、
ブリヂストン美術館
出光美術館
三井記念美術館
三菱一号館美術館
東京ステーションギャラリー を利用することができます。
各美術館を好きな時に1回ずつ、1年間有効です。
めったに美術館なんて足を運ぶことがないけれど、
これを機会に美術館巡りをしてみようと思い購入しました。
その1.出光美術館「板谷波山の夢みたもの」
もともとこれが目的ですし、ゆっくりと見たかったので、有休とって平日の朝イチで出光美術館へ。
こちらは日比谷の帝劇を目指していくと分かりやすいですかね。
さてさて、出光佐三氏は波山のパトロンだったらしく、
そのコレクションたるや想像をはるかに超える素晴らしいものでした。
百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」の主人公は、出光佐三氏がモデルと言われていますね。
主人公「国岡鐵造」とダブって、感慨深く見てしまいました。
そして波山の生涯にわたる創作の変遷が全て見られる機会に巡り合えて、
とてもラッキーだったと思います。
板谷波山の比類なく美しい陶芸の数々を紹介した展覧会の図録
これを逃さなくて、本当によかった
作品のスケッチも多く展示されていました。中にはこんな絵が(笑)
自分が望むもの、必要としているもの、意味のあるものって、
ちゃんと出会えるようにできているんですよね。
「出光美術館」落ち着けて、私は好きです。
その2.ブリヂストン美術館「ウィレム・デ・クーニング展」
出光美術館に行ったのが1月。
これから美術館巡りが趣味になっちゃうかも~なんて思っていたら、
それからその他どこの美術館にも行くことなくあっという間に12月となり。。。
残り期限は1ヵ月。こりゃやばいと、まずはブリヂストンへ。
仕事帰りに夜の美術館へ行ってみました。
それも乙なもの。結構夜にいらしている方いるんですね。
ですが、クーニングの作品は「抽象表現主義」? さっぱり分からんかった。
常設のコレクションもあまり惹かれるものはありませんでした。
その3.三井記念美術館「国宝-雪と月と花」
波山を見れただけで十分満足していたので、残り3つは行けなくてもいいかぁと思っていたのですが、
無駄にするよりはと、半日で駆け足でハシゴしてしまいました。
そう、東京駅周辺ハシゴできる距離に美術館が散らばっているのですね。
まず日本橋の三井記念美術館。
周辺にはコレド室町、三越、マンダリンオリエンタルやらがあり、
美術鑑賞の後はお茶やお買いものも楽しいです。時間のある時に行きたいですね。
余談ですが、コレド室町芋屋金次郎の芋けんぴ、kono.miのプラリネ、
どちらも歯にかなりダメージを受けますが(笑)、好きなんですよねぇ。
一袋、ペロっといけちゃいます
なかでも、ポワプル(商品名)の“粒ごと”ピンクペッパーの刺激がたまらないのです
肝心の美術品については、あまり内容を覚えていないのですが(^^;)、
ここはずっと見ていても飽きないなぁという印象でした。
古き良き、日本のお宝が好きなのでしょうね。
その4.三菱一号館美術館「ミレー展」
日本橋から歩いて丸の内へ。丸の内の三菱レンガ街にあります。
何年か前までここのブリックスクエアにあるTipnessに通ってました。なつかしいなぁ。
2014年は丸の内ブライトクリスマスがディズニー♪で、
日本橋から丸の内に歩いていく間、あらっこんなところにって感じでオブジェが出現してました。
パンのミッキー
かの、憲武画伯(?)の作品
ミッキーの頭、体中にちっちゃな絵がたくさん描かれています
ほら、ピノキオが
広場も好き。またまた余談なのですが、
毎年クリスマスシーズンに広場に飾られるクリスマスツリーが可愛いったら。
ブリックスクエアCath Kidstonのツリー
劇団四季60周年展だから2012年かなぁ
不思議の国のアリス(2014)
ついついプルートを追ってしまう
さて本題、ちょうどミレー展をやっている時で、
平日にもかかわらずここだけものすごく混んでいて、あまり良く見れませんでした。
ミレーの絵は「有名」ということくらいしか分かりません。
実際に見ての印象は「小さい」と「暗い」かな。。。
なかで1つだけ、わぁすごい! いいな~と思ったのが、
「身構える猟犬」という絵で、それがまた、ミレーではなかったという(^^;)
美術館自体もちょっと窮屈な印象でした(まぁ人が多かったですから)が、
今度ゆっくり建物を楽しみに行きたいと思います。
その5.東京ステーションギャラリー「東京駅100年の記憶」
「東京ステーションギャラリー」はその名のとおり、東京駅の中にあります。
ここはおまけでチケットの中に付いているんだろうなと勝手に思い(ギャラリーさんスミマセン)、
パスしちゃおうとしていたのですが、東京駅から総武線に乗って帰ればいいし、
駅ナカの美術館ってどんなの? と興味があり、ささっと流そうと入ってみました。
丸の内駅舎を行きかう人を上から見下ろせます
偶然にも模型のライトアップの時間でした
ほんの数分間だけなので本当にラッキーだったんですよ
展示室を出て何気なく降りていた階段には、可愛いアンティークなシャンデリアが
壁面の煉瓦は、1914年の東京駅創建当時の煉瓦が埋めこまれています
ちょうど東京駅100周年記念イベントの真っ最中だったので、
ついでと考えたのが申し訳なかったという感じで楽しめました。
***
というわけで、美術館を楽しむだけでなく、その周辺にもお愉しみが色々と散らばっていますので、
1年間季節を分けて、1冊をゆっくり楽しむといいのではないかな~と思います。
金額的には、絶対おトクですし!
去年(2015年)は、きっと行かずに終わってしまうだろうと買わずにいたのですが、
今年は買うぞ! とその気になったものの出遅れてしまい、各美術館とも早々に売り切れ∑(ёロё
出光美術館でどうにかゲットできました(2/4現在はまだ有)。
今年はブリヂストン美術館が新築工事で長期休館となっているため、
4つの美術館めぐりで2500円です。
そして、今年もあります! 学生無料ウィーク(詳細はコチラ)。
学生さん、絶対おトクだと思いますので、是非活用してくださいね。
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