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一夏の思い出

***
ブリーダーの所にいる犬達は、生まれてから一度も、
クレートから出た事がないような犬ばかりです。

不衛生で栄養状態の悪い環境の中、ずっと子供を産まされ続けてきました。
健康状態も悪く、暫くは病院通いが続くかも知れません。

うちでも現場から1頭預かっていますが、
最初はまともに立つ事も歩く事もできないほど、後ろ足に筋力がありませんでした。
***


みるくの預かりが決まり、「ちばわん」の担当者様からいただいたメールの一部です。

ガリガリにやせ細り、立つこともままならない、
きっと見た事もない姿の子がやってくると思っていました。

「死なせてしまったらどうしよう」と不安でいっぱいになりながらみるくを迎えました。

けれども、見た目は思っていたよりずっとぽっちゃりして、
4本足でトコトコ歩いている姿に、安堵というより拍子抜け。

みるくの第1印象は「似ていない。。。」
今だから言っちゃいますが、私はどうやら、Teaに会えると思っていたみたいです。

自分では全くそんなつもりは無かったのですが、
みるくに会ってちょっぴりがっかりして、初めてそれに気づきました。
そのことでは、結構落ち込みました(^^;)。

ばばには、決められたおやつ以外「絶対」にあげてはならないと、
きつ~く何度も言い聞かせていたのに、
ばばが部屋に入ってくるとササッと側に行き離れないみるく。

あ~あ、絶対必要以上にあげている(-_-メ;)
預かりっ子に悪いクセを付けてはならないと、毎日ばばを叱っていたなぁ。

目も耳も歯も状態は悪く、オチリも問題有りで、毎週毎週動物病院に通ったね。

せっせとシャンプーしたけれど、お散歩に出て夏の日差しの下で抱っこすると、
プ~ンと香るホームレス臭(T^T)、一生消えないのかと思ったよ(笑)。

8~9月とあっという間に過ぎた夏の思い出。

今まで経験した事の無いことに触れ、沢山の方々と新たにご縁もできました。
みるくと共に私自身も成長し、新しい世界に踏み出したような気がしています。

みるくは我が家の娘となりましたが、
ブリーダー崩壊以降、みるくにかかわってくださった方々、
預かりっ子の時も、今も毎日見守り続けてくださっている皆様の娘だと思っています。

だから、なお一層大切に、大切にします。

たった1枚の写真から我が家と縁の繋がったみるく
この写真を、このブログに残しておこうと思います。

かけがえのない思い出です。

mil00a


みるくとみるくの仲間達にそそがれた、
温かく優く強い思いが、もっともっと沢山の子の元へ届きますように。

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プロフィール

rino

Author:rino
船橋市在住

Tea♂=僕→主役
2000年2月生まれ
2012年6月虹の橋へ

Milk Tea♀=僕の妹
2013年7月保護犬として預かり
2013年9月家族となりました
2016年12月虹の橋へ

ねね→僕のお姉ちゃん
ばば→僕のばあちゃん
ママ=私→管理人

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