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shinran

弥陀の本願には、老少・善悪のひとをえらばれず、
ただ信心を要とすとしるべし。


 阿弥陀様の本願は、老若・善悪などの差別はなく、
 ただ信じる心のみを必要とする。
 これを理解しなさい。
 
  石井ゆかり著:Shinranより

『shinran』は親鸞の言葉を、ライターの石井ゆかりさんが、
彼女なりに読み解いて書かれたエッセイ集です。

私はゆかりさんのwebサイト『筋トレ』の週報が大好きで長年読ませていただいています。
占いを見るというよりも、ゆかりさんが紡ぐ言葉、文章がとても心地よいのです。
だから毎週12星座すべて読ませていただいています。

そういえば、もう何年前だったか、五木寛之さんの「親鸞」がブームになった時、
上下巻揃えて読み始めたんですけど、上巻の半分位しか読まなかったなぁ。

この『shinran』も親鸞に興味があったわけでもなく、
ゆかりさんが本を紹介されているのを見たときも読もうとはあまり思いませんでした。

shinran



この表紙です。ビーズ細工のような梅の花。
本屋さんで手にとって、この表紙を見た時に家に持って帰ろうと思いました。

さて、冒頭の親鸞の言葉に、「えっ!!」と初めは感じました。
悪い事をした人も救われちゃうって言ってる!?

でも、そうなんだろうな~と思います。
阿弥陀様クラスでは、選ぶということは無いのだろうと思うのです。

そして思いました。
俗にまみれて生きている私達はいつだって何かを選ばなくてはいけない。
それが辛くて手に取りたくない選択であっても、前に進んでいく。
それがこの世に生きてるってことなんだろうなぁって。

親鸞の言葉を解釈するというのではなく、
生きるってことに納得って思える本でした。

『shinran』は写真家の井上博道(はくどう)氏とのコラボでもあります。
詳しく存じ上げないのですが、奈良大和路をライフワークにされていたそうです。
静謐というような自然の写真が多数載っています。

氏は昨年12月、この本の刊行前に81歳で不慮の事故でお亡くなりになられました。

トンネル内に倒れられているところを、電車の運転士さんに発見されたそうです。
側にはカメラと三脚が置いてあり、撮影中に倒れられたのではないかとありました。

トンネルの中から何を見ていらしたんでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

星占いで言うと、魚座は終の星座、過去にまつわる星座でもあります。
そろそろ魚座の時間が終わり、誕生の星座牡羊座にバトンタッチです。

そして震災から3年目のはじまり2013年3月12日は新月です。
2011年3月11日、あの日から一歩も前に進めない方もきっとまだいらっしゃるでしょう。

どうか今年こそ、時計の針が進み始めますように。

私に出来ること。忘れない、思いを伝えていく。
Teaへの気持ちと一緒だね。

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プロフィール

rino

Author:rino
船橋市在住

Tea♂=僕→主役
2000年2月生まれ
2012年6月虹の橋へ

Milk Tea♀=僕の妹
2013年7月保護犬として預かり
2013年9月家族となりました
2016年12月虹の橋へ

ねね→僕のお姉ちゃん
ばば→僕のばあちゃん
ママ=私→管理人

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