いと(糸)
先週、大叔母(母の父方の叔母にあたります)の葬儀がありました。
突然のことではありましたが、92歳の大往生でした。
大叔母は、本家と同じお寺さんの檀家でしたので、
おなじみのお坊様がお経をあげてくださいました。
一昨年の祖母の葬儀から、何度もお会いしていますし、
つい先月三回忌があったばかりなので、すっかり馴染んでいまして、
葬儀ではありましたが、心地良くお経を聞いておりました(^-^;)(お声も良いのです)。
お話好きのお坊様で、それもう聞いたよってツッコミ入れたくなることもありますが、
祖母の時も、今回も『戒名』についてのお話しが、とても心に染みました。
大叔母の旦那様は、海軍将校でフィリピン沖で戦死されました。
「英徳院」という名が頭に付いています。
お坊様は、夫婦である場合ご位牌が並んだ時に、
そう分かるようにいつも考えておられるそうです。
「紹徳院」。“紹”という字には“受け継ぐ”という意味が込められています。
ご主人が捧げた“徳”を大叔母が受け継いで守ったことを記して下さったそうです。
大叔母の名は“いと”と言います。ひらがなでしたが、この“いと”も、
“紹”に込められたそうです。
多分、夫婦で一緒にいられたのは短い間だったはずです。
幸い1人息子を授かっていたので、ご主人が亡くなられた後、
立派に1人で育て上げ、再婚することなく生涯を終えました。
70年余りの時を超えて、今、大叔母はご主人とどんなお話をしているのでしょうね。
大叔父の戒名は、現在のお坊様のおじい様がつけられた様です。
そのお孫さんが大叔母の戒名をつけてくださる。
綿々と受け継がれていくこと。それは、とても美しいものだなぁと思います。
***
Teaが旅立ってから、もう半年が過ぎました。
ぽっかりと空いた穴は、たぶんこれからも埋まることは無いと思います。
でも、たま~にその穴に落ちてみるのも悪くないな、と最近思うのです。
いつだったか、田舎の庭で、Teaに被せようと編んだシロツメクサ。
花言葉は「約束」「私を思って」。
突然のことではありましたが、92歳の大往生でした。
大叔母は、本家と同じお寺さんの檀家でしたので、
おなじみのお坊様がお経をあげてくださいました。
一昨年の祖母の葬儀から、何度もお会いしていますし、
つい先月三回忌があったばかりなので、すっかり馴染んでいまして、
葬儀ではありましたが、心地良くお経を聞いておりました(^-^;)(お声も良いのです)。
お話好きのお坊様で、それもう聞いたよってツッコミ入れたくなることもありますが、
祖母の時も、今回も『戒名』についてのお話しが、とても心に染みました。
大叔母の旦那様は、海軍将校でフィリピン沖で戦死されました。
「英徳院」という名が頭に付いています。
お坊様は、夫婦である場合ご位牌が並んだ時に、
そう分かるようにいつも考えておられるそうです。
「紹徳院」。“紹”という字には“受け継ぐ”という意味が込められています。
ご主人が捧げた“徳”を大叔母が受け継いで守ったことを記して下さったそうです。
大叔母の名は“いと”と言います。ひらがなでしたが、この“いと”も、
“紹”に込められたそうです。
多分、夫婦で一緒にいられたのは短い間だったはずです。
幸い1人息子を授かっていたので、ご主人が亡くなられた後、
立派に1人で育て上げ、再婚することなく生涯を終えました。
70年余りの時を超えて、今、大叔母はご主人とどんなお話をしているのでしょうね。
大叔父の戒名は、現在のお坊様のおじい様がつけられた様です。
そのお孫さんが大叔母の戒名をつけてくださる。
綿々と受け継がれていくこと。それは、とても美しいものだなぁと思います。
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Teaが旅立ってから、もう半年が過ぎました。
ぽっかりと空いた穴は、たぶんこれからも埋まることは無いと思います。
でも、たま~にその穴に落ちてみるのも悪くないな、と最近思うのです。
いつだったか、田舎の庭で、Teaに被せようと編んだシロツメクサ。
花言葉は「約束」「私を思って」。
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