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迷子のCUUちゃんに寄せて思うこと

この3連休の間にディズニーシーのレポートをアップするぞ~!
と、はりきっていたのですが、予定変更です(別に待っている人はいないんぢゃ?(^^;))

多分ご存知の方が多いのではないでしょうか、「迷子のパピヨンCUUちゃん」を。

何かお手伝いをさせていただいたわけではないので、ここに詳細を載せることは控えなければと思いますが、
まだご存知ない方がいらっしゃったら、知っていただく機会になればと思って、
保護されたわんちゃんのお名前出させていただきました。

ここ2、3日、その行方を拝見していて、保護犬について改めて深く考えさせられました。

病気になったから面倒はみれない。引っ越し先に連れていけないからもういらない。
Teaが元気な時、そんなお話を目にする度に思ってました。
私がそんな立場になった時「そんな事は絶対にしない!」と本当に言えるのだろうかと。

正直、今でも自信はありません。何が起こるか分からない世の中ですから。
でもそうなった時に、助けることのできる環境を作るための力になりたいと、
気持ちを新たに持ちました。

以前の日記をもう一度ここに、載せさせていただきます。
2011.11.10 狂犬病予防注射についての日記でした。
(ああ、これも11月だったんだなぁ。)

***
ただのいぬ。

子犬のモノクロ写真&詩集なのですが、そこに写るのは皆、
動物愛護センターに保護されたわんこ達です。

どのページもまだパピーの様で、だからでしょう、
皆「譲渡犬」であり、悲しい本には感じません。

ただ詩が、胸にチクリとささります。

 ふまれた草はいいました。
 痛いとか
 悲しいとか
 みじめなのではなく

 ふまれなかった草と
 何がちがうのか
 それだけを
 教えて欲しいと


こんな気持ちを胸に、虹の橋を渡った子がいったいどれだけいるのでしょうか。

狂犬病は罹ってしまったら、間違いなく死に至る恐ろしいものです。
日本は根絶しているとは言っても、いつまた復活するかも知れず、
予防をしなければならないというのは、確かにそうだと思います。
でも、それを犬達に背負わせるのは、果たして正しい事なのでしょうか。

tadanoinu



このポスターに写っているわんこさんの胸に下がっているのは、
センターに入った際に付けられる鑑札でしょうか。
この画像では見えないけれど「28」とあるんです。

 番号がついた

 ぼくは7月に生まれたから
 ジュリー、
 って
 そうよばれてた

 番号がついた
 番号がついた
 番号がついている


Tea、Teaすけ、Teaちゃん、おぼったん、ぼ~く、
今まで何度呼びかけたことでしょうか。

最後の時まで呼び続けているからね。

***

約束は守りました。最後の最後までTeaの名前を呼び続けました。
そうできた私達は幸運だったのだと思います。

そして今も呼び続けています。

Teaちゃん、おはよう。
Teaちゃん、おやすみ。

それが、家族です。

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ものの値段

先週ねねとビュッフェを食べに行きました。そのお値段¥4800。
べらぼうに高いわけではないけれど、年がら年中食べられるお値段ぢゃないです。

飲み物別、特別なお料理ではないし、お味も普通。
2人ともけして大食いではありませんし(笑)。

場所はホテルミラコスタ「オチェーアノ」
お値段のほとんどはお席代かなぁって思います。

ディズニーのサービスと、ディズニーシークリスマスシーズンの眺め。
高いと思うか、安いと思うかは、何に価値を感じるかですよね。

そうは思っても、やっぱり高かったよな~と、ケチくさいことを考えている時に、
また思い出しちゃいましたTeaのこと。

Teaを介護している1年間、
何があってもとにかく食欲があれば大丈夫だと思ってました。

手足はすっかり細くなり、抱っこするたびに軽くなったなぁとせつなく思うことも度々でしたが、
幸い食欲が衰えることはなく、ドライフードやお野菜お肉をよく食べていました。

5月中頃からドライフードを食べなくなって、ねねと2人、
Teaの食べそうなもの、栄養のありそうなもの、
色々と用意して、赤ちゃんに離乳食をあげる様に食べさせました。

お薬はフードと一緒に飲ませていたのですが、ちゃんと飲んだと思っていても、
けっこう上手にお薬だけ口の中でよけて、歯ぐきと口びる(?)の間とかに隠すんですよ。

中にひとつ黄色い薬があって、これをお口に隠していると、
顔の下にしいているタオルに黄色いシミができてばれるということも(笑)。

 徐々に増えていくお薬。飲ませるのも一苦労でした。

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家に酸素ハウスを入れた頃はほとんど何も口にしなくなって、
獣医さんから勧められた療法食をシリンジで食べさせました。

 ヒルズのa/d缶、¥410也。

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 Teaの食器。赤ちゃんと一緒(^-^)

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少しでも栄養を! と思ってサプリ買って帰ったら、
「これ以上肝臓に負担をかけちゃダメ!」ってねねにおこられちゃったりして(^-^;)。

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病院最後の日、お薬はそのままの方が効果があるからって頑張ってたんですけれど、
とうとうシロップにしていただきました。
でも、せっかくのシロップ、一口も飲まないままでした。。。

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私は毎朝通勤定期で東西線に乗って仕事に行きます。
家から東西線に乗るためには、2駅が利用できるのですが、
朝、座って通勤したいのと、帰りのお買物の便を考えて定期利用の駅を選んでいます。

ですが、定期にしていない駅の方が通勤時間が短いのです。
朝、寝坊したり、だらだらしていて遅刻しそうな時は、そちらの駅から電車に乗ります。

定期(定期代は会社支給)がないので自腹で¥350払います。
ある朝、やはりぐずぐずとして出遅れ、自腹ルートの電車の中で、
「今日も350円無駄遣いしちゃった」と思った時にハッ! と気づいたのです。

Teaのa/d缶が1つ買える。。。(正確には60円足りませんが)。
その時は、a/d缶が唯一Teaの命をつなぐものだと思っていたので、
もう絶対寝坊はしない、電車に乗り遅れそうだったら死ぬ気でダッシュする! と誓う私がおりました。

350円の価値を変えたa/d缶です(笑)

シャンパンの泡のように

最近よく、Teaとのお散歩を思い出します。

春のうららかな日差しの中よりも、行楽日和の秋よりも(あ、夏は論外)、
さっむ~い冬の中にお散歩の思い出はころがっている様です。

朝の“しん”とした空気や、厚着して落ち葉をシャクシャク踏みながら夕日の中を歩くお散歩が、
一番好きだったかな~。 

さて、今日はちょっとおセンチなお話しを。

12年間毎日、Teaを抱っこしてムギュムギュしてチューチューして過ごしてきました。
Teaはあまりベタベタされるのは好きではありませんでしたが(^^;))

5月下旬に大きく体調を崩して以来、あまり抱っこが出来なくなり、特に最後の1週間は、
抱っこした後また寝かせる時に、呼吸困難を起こしやすくなっていたので、
朝晩部屋を移動する時だけ、薄~いガラス細工を扱う様に怖々と抱っこするだけになってしまいました。

必然的に、撫で回す回数が増えます。特に頭。機会あるごとにTeaの頭をツルっと撫でていました。
それが、ハッ!と気づくとなんとなく頭頂部が薄くなっているような。。。Σ ゚ロ゚  

 あわてて逆になでることにしました。モヒカンも似合うでしょ(笑)

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そして、いわゆる『亡骸』と過ごした2日間、Teaを抱きしめることができませんでした。
できるだけ長くTeaの姿のままで一緒にいるため、私達のぬくもりを与えることはできませんでしたし、
抱いたら壊れてしまいそうでしたから。

それがずっ~と、私の心にひっかかっていたんです。
「12年間1度も抱いてあげることができなかったよ、ごめんね」っていうわけではないのに、
とても悪いことをした様な気持ちが残っていました。

9月だったかな~、Teaがお星様になってから、初めてTeaの夢を見ました。

ほとんど息をしていないTeaがいて、私は大きな声でねねを呼びました。
ねねは飛んできて、すぐにTeaに人工呼吸をしようとしました。でも、私は「ダメ」と止めました。
静かに息を引きとったTeaを見て、私は「ああ、やっと思いきり抱っこができる」と手をのばしました。

すると、そのとたんTeaが金色に輝いて、
シャンパンの泡のようにシュワーっと昇って消えてしまいました。

夢の中でガックリとした瞬間目が覚めました。
とっても残念だったけれど、「僕はそれでよかったんだよ」って伝えてくれた気がしました。

最後までずっとさわっていた、Teaの耳の柔らかさそのままに、今も優しい子です。



プロフィール

rino

Author:rino
船橋市在住

Tea♂=僕→主役
2000年2月生まれ
2012年6月虹の橋へ

Milk Tea♀=僕の妹
2013年7月保護犬として預かり
2013年9月家族となりました
2016年12月虹の橋へ

ねね→僕のお姉ちゃん
ばば→僕のばあちゃん
ママ=私→管理人

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