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6年目の憂鬱(前編)

私の左乳房には腫瘍(良性です)があり、もう6年も居座っています。

初めて見つかったのは市の集団乳がん検診。
女性ばかり(当たり前ですが)結構な人数集まって、乳がんのレクチャーを受け、
そのあと1人ずつ、問診と触診です。

触診は、ベッドに仰向けで寝て両手を万歳! の状態で、
医師に「の」の字を書くようにまんべんなくなでられ(゚□゚;)、
胸にしこりが無いかをさがされます。

触診の結果異常なし。後日、別の日に別会場でマンモグラフィー検査です。
個人負担は¥500でした。

初めて受けたマンモ検査技士さん、男性(><)。
パリッとした真白な半袖の制服から出ている二本の腕が。。。モシャモシャ(゚∇゚;)。

通常体毛が濃かろうが薄かろうが、私は何らかまうことはありませんが、
その時ばかりは勘弁してほしかった。

曲がりなりにもレディの裸の胸を扱うのだから、剃らずとも、
長袖着てちょうだいと、のどまで声が出かかりました。

っていうか、マンモ検査技士は女性限定にするべきだと思うぞ。
(ちなみに、5、6回やってますが男性はこの1回だけです)

左右それぞれ2回ずつ、計4回乳房を挟まれ、圧縮されます。
痛いとは聞いていたけど、痛かったです。目に涙が滲みます。
でも、まぁ、我慢できないことはありません。

さて、そんな検査をしたことなんてすっかり忘れ、
折しもフィットネスに夢中になっている時で、丁度夏のバーゲン中、
可愛いウエアを山ほど買い込んで、ご機嫌で帰宅したその日に、
悪夢のような手紙が、市の健康増進課から届けられていました。

検査の結果、悪性の腫瘍が見つかったのですぐに病院で検査を受けなさいと、
そんな内容でした。

『青天の霹靂』『天国から地獄』

手紙を見た瞬間はもう頭が真っ白。そして思ったのは、
「触診した医師め、人の胸あんなに触りまくったくせに、
しこりに気づかないなんて、ただのエロオヤジ(-゛-メ)」。

不思議なもので、自分自身のことは案外冷静でいられるものです。
そうなってしまったものはしょうがない、なる様になるしかないって。

ただ、やっぱり最悪のことを考えてしまうんですね。

Teaとずっと一緒にいるって約束したのに、その約束をやぶってしまうかもしれないこと、
何ら親孝行らしい事もしていないのに、とんでもない親不孝をしてしまうかもしれないこと、
この2つは、どうしようもなく私を落ち込ませました。

幸い、行きなれている(自宅から歩いて行ける)病院に乳腺外科があり、
早々に検査できました。

もう一度マンモグラフィーで撮りなおし、更に超音波検査。
そして、針生検(穿刺吸引生検)。

超音波でしこりの位置を確かめながら、針をさして細胞を取ります。
細い針なので、麻酔はしません。

担当の先生は「だいじょうぶだよ、大抵問題ないから」って言ってくださいました。
なんていうか、「ああきっと大丈夫」って思える雰囲気を出してらっしゃったんですよね。

麻酔無しの針生検も上手で全く痛くなかったし(その後2度目の先生は痛かったです)、
細胞診の結果、良性の線維腺腫だということが分かったもので、
良い先生に巡り合ったと喜んだ私です。

それがなんと、病院に通う間は気づかなかったんですけどね、
犬の口」の先生だったんですよ(^^;)

それから毎年、マンモグラフィーと超音波検査を受けています。

6年目の今年、少し不安な診断となり、今までより詳しい検査を受け、
7月末から9月末まで2ヶ月間、憂鬱な時間を過ごした私です。

(後編)につづきます。。。(^^;)

 10月は乳癌月間です。
 10月1日は「乳がん検査の日」で、スカイツリーもピンク色に(^-^)

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プロフィール

rino

Author:rino
船橋市在住

Tea♂=僕→主役
2000年2月生まれ
2012年6月虹の橋へ

Milk Tea♀=僕の妹
2013年7月保護犬として預かり
2013年9月家族となりました
2016年12月虹の橋へ

ねね→僕のお姉ちゃん
ばば→僕のばあちゃん
ママ=私→管理人

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